地域のみなさま、いつもありがとうございます。
岡山市を中心に岡山県全域で解体工事を手がけるアクティブ岡山解体のブログ担当が、暮らしに役立つ情報をお届けします。
この記事では、庭の整地を検討している人に向けて、庭の整地費用の目安や、砂利・芝生・防草シート・駐車場化など目的別の相場、費用が上がりやすい条件、見積もりの見方と業者選びのポイントを、解体・整地の専門である株式会社ACTIVEがわかりやすく解説します。
解体のことなら、どんな些細なことでもご相談ください
アクティブは岡山で
圧倒的な実績と経験を誇るに根ざしたの解体業者です。
建物解体工事から内装解体工事、アスベスト調査・除去まで安心してお任せください。
そもそも庭の整地とは
整地とは、庭や土地の地面を用途に合うよう整備し、でこぼこをならし、排水や雑草対策を考慮しながら仕上げる作業を指します。目的が駐車、ガーデニング、メンテナンス性重視などで異なるため、適した方法や費用の相場も変わります。
整地の一般的な流れ
- 現地調査:地盤勾配、水はけ、障害物(樹木・石・構造物)を確認する。
- 撤去・除去:雑草・根・不要物・既存舗装やウッドデッキ等を撤去する。
- 地面の成形:土を切土・盛土し、高さと勾配(水勾配)を整える。
- 下地施工:転圧や砕石敷き等、仕上げに応じて下地を施工する。
- 仕上げ:砂利・芝生・人工芝・防草シート・タイル・コンクリート等で表面を仕上げる。
水はけ(排水)を無視すると、施工後のぬかるみやコケ・雑草繁茂につながります。整地は「目的」「勾配」「下地」の3点をセットで検討することが重要です。
土地の整地費用相場
ここでは、仕上げの種類ごとの一般的な相場感を示します。実際の価格は地域・現場条件・面積・運搬距離で変わるため、あくまで目安(参考価格)としてご覧ください。
| 仕上げの種類 | 相場の目安(1㎡あたり) |
|---|---|
| 粗整地(表土ならし/転圧のみ) | ¥500〜¥2,000 |
| 砕石敷き(砂利・砕石舗装) | ¥2,000〜¥5,000 |
| 真砂土(まさど)仕上げ | ¥2,000〜¥5,000 |
| 防草シートのみ | ¥800〜¥2,500 |
| 防草シート+砂利 | ¥3,000〜¥6,000 |
| 天然芝 | ¥3,000〜¥8,000 |
| 人工芝 | ¥6,000〜¥15,000 |
| コンクリート舗装 | ¥8,000〜¥15,000 |
| アスファルト舗装 | ¥6,000〜¥12,000 |
| タイル/インターロッキング | ¥10,000〜¥25,000 |
上記は工事費用と材料費の合算の目安です。撤去費や残土処分費、運搬費、重機回送費は別途計上されることが多いため、見積もりでは内訳を確認してください。
整地の費用が高くなりやすいケース
同じ面積でも、現地条件や作業内容によって総額が大きく変わります。下記のようなケースでは、撤去・運搬・処分・下地補強などの工程が増え、費用が上振れしやすくなります。
雑草や根の除去量が多い場合
長年手入れをしていない庭では、雑草やツル性植物が深く根を張っていることが多く、表面を刈り取るだけでは再生してしまうため、根ごと掘り起こす作業が必要です。根の除去には人力または小型重機を使用し、除去後は土中に残った根や種を取り除く作業も行われます。この工程が増えると作業時間や処分費用がかさみ、整地費用全体が高くなります。特に地下茎を持つスギナや笹類が多い場合は、処理後に防草シートを敷いて再発を防ぐことも検討されます。
樹木・庭石・ウッドデッキなどの撤去がある場合
庭木や庭石、古いウッドデッキなどの撤去作業が必要な場合も、費用が上がる要因になります。これらは重量物であるため、切断・解体・吊り出しといった工程が必要となり、重機の稼働や人員の追加が求められます。特に庭石は大きさや形状によって処分費が変動し、植木も根が深いと掘削時間が長くなります。また、近接するフェンスや給排水設備を傷つけないよう慎重に作業を行う必要があり、作業時間が延びる傾向にあります。再利用できる庭石やデッキ材がある場合は、業者に相談すると処分コストを減らせることもあります。
残土(余った土)が多く発生する場合
庭の高さを調整する際、地面を削ったり盛ったりすると「残土」と呼ばれる余剰土が発生します。この残土は産業廃棄物として扱われ、処分するためにはダンプで運搬し、受け入れ可能な処分場に搬入する必要があります。運搬距離が長いほど費用が高くなり、さらに土の中に根やコンクリート片などの異物が混ざっていると分別作業も追加されます。含水率が高い(ぬかるんだ状態)土は重量が増すため、同じ量でも処分費が上がる点にも注意が必要です。敷地内で盛土や花壇に再利用できる場合は、残土を減らして費用を抑えられます。
敷地が狭い・前面道路が細い場合
重機やダンプトラックが敷地内に直接入れない場合、人力での搬出入や小型機械の使用が必要になります。こうした現場では作業効率が大きく下がり、整地費用が上がりやすくなります。また、通路が狭い住宅街や隣地との距離が近い場合は、養生シートを張るなどの安全対策も求められ、準備工程に時間がかかります。さらに、道路の占用許可が必要なケースでは、行政手続きや交通整理費が加わることもあります。狭小地では、事前に現地を確認し、搬入経路や使用できる重機を打ち合わせておくことが大切です。
水はけが悪い・地盤が柔らかい場合
雨が降ると水たまりができやすい、ぬかるみが続くといった敷地では、表層を均すだけでは不十分で、砕石や真砂土(まさど)を使って地盤を補強する必要があります。こうした下地の改良工事は、使用する材料の量と転圧の工程が増えるため、費用が高くなります。また、根本的な排水対策として、地中にパイプを埋設する暗渠排水(あんきょはいすい)を行う場合もあり、その分の材料費と施工費が追加されます。特に住宅の基礎に向かって勾配がついている土地は、雨水の流れを考慮した設計が欠かせません。
勾配や段差が大きい敷地の場合
土地に高低差がある場合、平らに整えるための切土(掘削)や盛土(土の追加)が必要になります。段差が大きいと、土が崩れないようにブロックや擁壁で支える「土留め(どどめ)」の工事も伴い、その分のコンクリートや鉄筋の費用がかかります。さらに、掘削で出た残土の処分や運搬費も追加されるため、勾配の大きい土地ほど整地費用は上がる傾向にあります。土留めを最小限に抑えるには、段差を部分的に残す方法や、法面(のりめん)でやわらかく勾配をつける方法などを検討すると良いでしょう。
古い舗装や張り材にアスベストの可能性がある場合
古いコンクリートブロックやアスファルト舗装には、まれにアスベスト(石綿)が含まれていることがあります。この場合、法令に基づく事前調査と専用の撤去・処分が義務付けられています。アスベストが含まれていると判明した場合、飛散防止の養生や専用袋での封入、管理型処分場への搬入など、通常よりも厳しい工程を踏む必要があり、費用が大幅に上がります。また、調査費や報告書の作成費も別途発生します。安全性を確保するためには、認可を受けた専門業者に依頼し、処分記録(マニフェスト)を必ず保管しておきましょう。
このように、整地の費用が高くなる要因は「撤去物の多さ」「現場の条件」「地盤の性質」「法的な制約」に大きく関係しています。見積もりでは、どの項目にコストがかかっているのかを明確にし、必要に応じて代替案を業者と相談することが大切です。
庭の整地をして駐車場にする場合の費用の相場
駐車用途は荷重に耐える下地づくりが重要です。砕石厚やコンクリート厚、鉄筋の有無で価格が変わります。
駐車場化の相場(1台=約2.5m×5m=約12.5㎡を目安)
- 砕石舗装:¥80,000〜¥180,000/台(砕石厚や境界エッジ材で変動)
- コンクリート(土間コン):¥150,000〜¥300,000/台(厚み・ワイヤーメッシュ等で変動)
- アスファルト:¥120,000〜¥260,000/台(基層・表層の仕様で変動)
タイヤ跡や沈下を防ぐため、砕石は十分に転圧し、コンクリートは伸縮目地・排水勾配・ひび割れ対策を行います。道路との高低差がある場合は段差解消も検討します。
庭を整地して芝生を敷く際の費用の相場
芝生は「見た目」「触感」に優れますが、維持管理(芝刈り・施肥・病害対策)が必要です。手間を抑えたい場合は人工芝も選択肢です。
芝生系の相場感(1㎡あたり)
- 天然芝:¥3,000〜¥8,000(品種・下地整形・目土量で変動)
- 人工芝:¥6,000〜¥15,000(芝丈・密度・充填材・端部処理で変動)
日照や水はけが悪い場所は天然芝が育ちにくく、補植コストが発生しがちです。人工芝は初期費用が高めですが、手入れを大きく減らせます。
庭を整地して砂利を敷く場合の費用の相場
砂利はコストを抑えやすく、通路や雑草対策に人気です。歩行感やデザインに合わせて粒径・色を選びます。
砂利敷きの相場とコツ
- 相場目安:¥2,000〜¥5,000/㎡(防草シート併用で¥3,000〜¥6,000/㎡)
- コツ:厚み3〜5cmを基準に、歩行や駐車は下地砕石と転圧を強化する。
- メンテ:飛散や窪みは定期的に均し・補充で対応する。
犬走りや建物周りは、透水性とメンテナンス性の点で砂利+防草シートが扱いやすい構成です。
庭を整地して防草シートを敷く場合の費用の相場
防草シートは雑草の光合成を遮り、除草の手間を大きく減らします。耐久年数と施工精度が効果を左右します。
防草シートの相場・選び方
- 相場目安:シート単体 ¥800〜¥2,500/㎡(固定ピン・重ね幅・端部処理を含む)
- 耐久性:厚み・織布/不織布・紫外線耐性で選ぶ。
- 組み合わせ:砂利や人工芝と併用で防草・意匠性・歩行性が向上する。
継ぎ目や端部からの侵入を防ぐため、重ね幅は目安10cm以上、縁は見切り材やモルタルで押さえると効果が持続します。
土地の整地にかかる費用を抑える方法
庭や土地の整地費用を安く抑えるためには、「無理にすべてをきれいに仕上げようとしないこと」と「必要な範囲を見極めること」がポイントです。整地は目的や範囲を調整するだけで、総額が数万円単位で変わることもあります。ここでは、費用を抑えるための具体的な方法をケースごとに紹介します。
整地の目的を明確にする
まず重要なのは、「なぜ整地するのか」という目的を明確にすることです。たとえば、庭全体を均一にきれいにしたいのか、それとも一部を駐車場や家庭菜園として使いたいのかによって、必要な作業内容は大きく異なります。目的が曖昧なまま全面整地を依頼すると、不要な範囲まで施工されてしまい、無駄なコストが発生しがちです。駐車部分だけをコンクリート舗装し、周辺を砂利で仕上げるなど、エリアを分けて考えると費用を効率的に抑えられます。
施工範囲を部分的に絞る
整地は「全面整備」よりも「部分整備」のほうがコストを抑えやすいです。実際に使用頻度の高い部分だけを重点的に整備し、他の場所は粗整地(転圧のみ)にとどめる方法もあります。たとえば、建物周辺や通路だけを防草シート+砂利で仕上げ、奥のスペースは自然土のまま維持すると、外観と機能のバランスを保ちながら費用を節約できます。また、後から追加施工もできるため、初期費用を抑えて段階的に整備する方法もおすすめです。
撤去や片付けを自分で行う
庭に残っている軽い鉢やプランター、プラスチック製の物置、雑草などは、事前に自分で片付けることで人件費を減らせます。特に小規模な庭の場合、業者が撤去作業から行うと、その分の時間と人員コストが加算されることがあります。ただし、重い庭石や古いデッキ、電気設備などは安全上のリスクがあるため、無理に自力で撤去しないよう注意が必要です。自分でできる範囲を明確にしておき、残りを業者に任せるのが理想的です。
仕上げ方法のグレードを調整する
整地費用は「どのような仕上げにするか」で大きく変わります。たとえば、人工芝やコンクリート舗装は見た目が美しくメンテナンスも少ないですが、その分材料費と施工費が高くなります。一方、真砂土や砕石を使った整地は価格が抑えられ、用途によっては十分実用的です。また、歩行部分だけコンクリートやタイルにし、その他は砂利仕上げにするなど、仕上げを組み合わせることで費用を調整できます。見た目を重視する場所とコスト重視の場所を分けて設計することが、無駄のない整地のコツです。
複数の業者に見積もりを依頼する
同じ条件でも、業者によって見積もり金額に大きな差が出ることがあります。これは、重機の所有状況や作業人員、処分場との契約条件などが会社ごとに異なるためです。そのため、最低でも2~3社に相見積もりを依頼し、内訳を比較するのがおすすめです。特に「運搬費」「処分費」「重機回送費」といった項目に差が出やすいため、どの工程にコストがかかっているかを見極めましょう。価格だけでなく、説明の丁寧さや現地調査の対応も業者選びの判断材料になります。
自治体の補助金・助成制度を確認する
地域によっては、庭の整備や雑草対策、バリアフリー化などを目的とした補助金制度が用意されている場合があります。たとえば、高齢者や子育て世帯の住環境改善、緑化推進、防災対策などの名目で、工事費の一部を支援してもらえるケースがあります。自治体のホームページや役所の窓口で確認し、対象条件に当てはまる場合は申請手続きを行うことで、数万円〜十数万円の補助を受けられることもあります。補助制度は年度ごとに内容が変わるため、見積もり前に確認しておくと安心です。
質のよい整地業者選びのポイント
整地工事は「見た目のきれいさ」だけでなく、「耐久性」や「排水性」などの下地づくりが重要です。そのため、信頼できる業者を選ぶことが、長く快適に庭を使うための第一歩になります。ここでは、質の高い整地業者を見極めるための3つのポイントを具体的に解説します。
見積書の内訳が明確であるか
まず注目すべきは、見積書の内容です。信頼できる業者は、整地費用を「撤去費用」「運搬費」「処分費」「下地整備」「仕上げ工事」といった項目ごとに明確に分けて提示してくれます。これにより、どの工程にどれだけ費用がかかっているのかを把握でき、不要な作業が含まれていないかを判断しやすくなります。逆に、総額だけが記載された見積書の場合、どの部分にコストがかかっているのか不透明で、追加費用のリスクが高くなります。見積書の明確さは、その業者の誠実さと施工管理の精度を表すポイントです。
現地調査と説明が丁寧であるか
良い業者は、現地調査をしっかり行い、土地の状態をもとに施工内容をわかりやすく説明してくれます。たとえば、勾配の方向や水はけ、地盤の硬さなどをチェックし、それに応じた整地方法や仕上げ材の提案をしてくれる業者は信頼性が高いです。説明の際に、転圧の回数、排水処理の方法、使用する材料の種類などを具体的に話してくれるかどうかも重要な判断基準です。現場を見ずに即答で「一式いくら」と提示するような業者は避けたほうが良いでしょう。現地調査の丁寧さは、その後の仕上がりに直結します。
施工実績や口コミを確認できるか
過去の施工実績を確認することも、業者選びの大切なステップです。実際に整地を行った事例や施工前後の写真を見せてもらうことで、仕上がりのレベルや施工範囲の対応力がわかります。さらに、口コミや評判をチェックすることで、現場対応やアフターサービスの質も判断できます。特に「雨のあとも水はけが良い」「半年経っても沈下がない」といったレビューが多い業者は、下地づくりがしっかりしている証拠です。また、近隣への配慮や説明対応の良し悪しも口コミに表れやすいので、参考にすると良いでしょう。
アフターフォローや保証があるか
整地工事は施工直後だけでなく、数ヶ月〜1年後にその品質が現れます。施工後に地盤が沈下したり、水たまりができたりすることもあるため、アフターフォロー体制のある業者を選ぶことが大切です。保証内容として「一定期間の沈下補修」や「排水不良への再調整」が含まれているかを確認しましょう。保証がない場合でも、施工後に相談に乗ってくれる姿勢があるかどうかは重要です。整地は一度施工するとやり直しが難しいため、信頼できるフォロー体制を持つ業者を選ぶことで安心感が得られます。
質の高い整地業者は、価格の安さよりも「丁寧な説明」と「確かな施工」を重視しています。見積書の透明性、現場対応の誠実さ、実績とアフターサービス。この3つを軸に比較することで、長く安心できる業者を見極めることができます。
よくある質問
Q1. 工期の目安はありますか?
撤去物が少なく30〜50㎡の庭で、粗整地や砂利・防草シートなら1〜3日、駐車場コンクリートは養生を含めて1〜2週間が目安と言われています。天候や土の乾き具合で前後します。
Q2. メンテナンスが楽な仕上げはどれですか?
一般的にはコンクリートや良質な人工芝が手入れの手間を抑えやすいです。砂利や真砂土は部分補修で柔軟に対応できます。天然芝は見た目に優れますが、手入れの時間とコストを見込む必要があります。
まとめ
庭の整地費用は、目的・仕上げの種類・撤去量・土質・搬入条件で大きく変わります。まずは用途を明確にし、範囲と仕様を段階設計することで、総額を賢く抑えられます。見積は内訳を分けて比較し、下地と排水計画に強い業者を選ぶことが重要です。
- 相場は仕上げで変動(砂利¥2,000〜/㎡、人工芝¥6,000〜/㎡、土間コン¥8,000〜/㎡目安)。
- 費用を押し上げるのは「撤去量」「残土」「搬入制約」「水はけ・勾配補修」。
- コストダウンは範囲の絞り込み・段階施工・相見積で実現しやすい。
- 業者選びは「内訳明確・現地説明・実績提示」を重視する。
- 施工後の使い勝手は排水設計と下地精度で決まる。